お金

お金について学べる本:『投資バカの思考法』を読んだ感想とポイント

5日ぶりに会社に行ってデスクを確認したところ、特に冷や汗をかくようなメモもなく、ほっと一安心のKENです。

今日はこの後、ボリウッド映画「バーフバリ」の2を観ようと思います。

ハリウッドのアクション映画に食傷気味なら是非観ることをオススメします。

 

さて、このところ転職活動について色々と思いのたけを書いていたので、久しぶりの書籍をご紹介。

読んだ本は、ひふみ投信でファンドマネージャーをされている藤野英人さんが書かれた『投資バカの思考法』です。

僕自身、投資はまだ始めたばかりで右も左も分からない状況・・・。

何かオススメの本はないかと探していたとき、バンクアカデミーというサイトで紹介されていたのをきっかけに本書を購入しました。

先に言っておくと、本書は「これを買え!!」とか「このツールを使え!!」というノウハウ本の類ではありません。

投資に対する「向き合い方」「考え方」といった要素が中心です。

今回はその中でも、自分が読んでいて参考になった点をいくつか紹介していきます。

投資バカの思考法:アベノミクスの狙い

アベノミクスの狙いは、溜め込みすぎた個人金融資産と企業の内部留保を吐き出させ、経済を活発化させて借金を減らすことにあります。

一つは増税、そしてもう一つがインフレ=円の価値を低下させることでした。

円を沢山刷って流通させることで価値を下げる。そうすれば、1000兆円の借金の価値も低下します。

俗に「黒田バズーカ」と言われる施策で、円の価値は3割も下がったと言われるほどです。

こうなれば損をするのは現金を沢山持っている人たちです。

現金のままでは価値が下がるだけのため、国は逃げ道を用意しました。

それが「NISA」であり「401(確定拠出年金)」といった施策、つまり「貯蓄」から「投資」へという流れです。

加えてこの動きを更に加速させるため、機関投資家らを対象に「スチュワードシップコード」なるガイダンスを設定し、企業に対し積極的に投資に関わるよう働きかけを行ってもいます。

投資バカの思考法:サンクコストという呪縛

日本人は、勝つことよりも負けることが嫌いです。(p133)

投資の世界では、回収できない費用を「サンクコスト」と呼ぶそうです。

卑近な例で言えば、ギャンブルで1万円を注ぎ込んのに負けてしまった。それを取り返そうと、更に1万円を注ぎ込んでしまう。

本来はもう1万円を払ったところで元のお金が回収できるとは限らない(ほとんどの場合できない)にも関わらず、損をした事を認めたくないあまりに更なる損を出してしまう。

似たような例で思いついたのがアウトレット。

お目当の商品が見つからなくても「せっかく来たんだからもったいない」と思い、大して欲しくないものを買ったりする事があると思います。

アウトレットって遠方にあることが多いので。

投資においても、「いくらで買ったか」ではなく、今あるお金で何を買うかに集中することが大切だそうです。

投資バカの思考法:イメージできないことは、マネージできない

日本電産の永守社長の言葉だそうですが、この本を読んで一番深く刺さる部分でした。

投資論ではなく、人生哲学的な話になりますがそのまま引用します。

「人生は、思い通りにならない」とか、「今の結果に満足できない」と嘆く人が多い中で、永守さんは、「人生はすべて思い通りに進んでいる」と解釈していました。なぜなら、「人は、頭で想像した以上のことはできない」からです。(p206)

イメージできないことは、マネージできません。つまり、人間は想像外の行動をすることはできないのです。ということは、イメージの幅が広がれば、行動の幅も、人生の幅も広がると考えることができます。イメージできることが少ないと、狭い範囲の中に留まってしまってしまいます。人生の可能性を広げるには、イメージできることを増やす必要があるのです。(p207)

イメージという点で、筆者が秋田県を例に出します。

秋田にいったことがない人にとって、秋田は遠いように感じます。でも、それはイメージできないことが原因だからです。

イメージできないということは、知らない・見たことがないということとイコールなのです。

僕は転職活動をしていますが、始めるまではとても「遠い」存在に感じていました。

でも、実際にやってみることでイメージと実体を掴むことができ、近い存在=マネージできるものになっています。

著者は、イメージできる事を増やすには「あらゆることにチャレンジし、知識と経験を増やすこと」が最も大切と言っています。

経験値が上がるほどイメージの範囲も広がり、それに伴い自分の価値も上がっていくのです。

「とにかく動け!!」「自分の価値を上げろ!!」

ここ数年、この手の話を沢山見聞きしてきました。

でも、そう言われたって何をしたらいいんだろう。見るたびに自分の価値の低さを感じ、もどかしく、辛いと思う時もありました。

本書のこの言葉と考え方は、そんな自分にすとんと腹落ちするものでした。

投資バカの思考法:希望を最大化する/昨日と違う今日を過ごす

(3)に近しい内容ですが、ここも長めに引用います。

昨日までの選択の結果が、今日の自分を作っています。だとするならば、今までと違う選択をしたり、選択の数を増やしたり、選択の質を変えないかぎり、自分を変えることはできません。

投資をするなら、月1000円でいいから、「とにかくはじめてみる」。

旅行をする。SNSで投稿してみる。好きな人に告白してみる。引っ越しをする。カラダを鍛える。

会社で朝一番に出社する。違う業界の人と交流する。映画を観る。絵画を観る。(中略)

小さいことのようですが、小さな変化を積み重ねていくことによって、人生を変える大きなアクションが生まれるのだと思います。

まさにブログを始めたのも、小さな変化を継続させることで人生が変わると思ったからでした。

人生を変えたい。そう思い立っては挫折し、いや、挫折というほどの失敗もなく諦めることばかり。

何一つ続かず、同じ失敗を繰り返していた僕は、何か一つでもいいから「継続」しようと決め、このブログを始めました。

まだ人生を変えるほどの影響力は持ち合わせていませんが、この小さな変化の積み重ねが、ゆくゆくは大きなうねりを生み出すんだと思います。

 

ということで、全くと言っていいほど「投資」に絡んだ話がありませんでした(笑)

が、投資一筋25年のファンドマネジャーが、一体何を大切にし、何を頼りに投資を行っているのか。

その一端を垣間見ることが出来るのは確かです。

これから投資を始める方にとっても、既に投資経験をある方でも、気づきを与えてくれる本だと思います。