こんにちは、KENです。
つい先日、転職エージェントに会ってきました。
奥さんに言ったら「また転職する気なの?!」と少し怒られました。
新卒で入った会社から転職し、ちょうど1年。もちろん、まだ転職する気はありません。
こちらの記事でも書きましたが、今の自分の市場価値について触れてみようと思ったのです。
前回の転職で今の会社と繋いでくださったエージェント会社に連絡したのですが、担当の方は残念ながら転職。後任の方とお会いしてきました。
結論から言うと、とても良かったです。
転職する人もしない人も、半年から最低でも1年に1回は転職エージェントと会う事をオススメします。
一体何が良かったか?
感想とメリットをお伝えしますね。
転職エージェントに合う目的
そもそもなぜ転職エージェントに会うのか?
大きく2つの目的があります。
自分の「今」の市場価値を知る
自分がやっている仕事やポジション、経験がは一体どんな価値があるのか?
調べれば分かる部分もありつつ、会社の中にいるだけでは見えてこない部分もあります。
転職エージェントは「今」求められている人材に関する情報を沢山もっています。
仮に転職しようとしたら、いくら年収をもらえるのかや、どんなポスト・会社に行くことができるのか。
それがすなわち、自分自身の「今」の市場価値でもあります。
給与はもちろんですが、経験を活かすことで入れる業種・業界・職種は、意外なところもあるかもしれないので、この辺の情報は貴重ですね。
市場価値を上げる方法を知る
「今」の価値に加え、未来へ向けた市場価値の上げ方も知る事ができます。
取り組んでいる仕事や経験に対し、この先何を継ぎ足していけば、より良い待遇の仕事につけるのか。
目指すべきゴールを設定していなければ、ただ仕事をこなすだけになってしまいます。
闇雲な努力で時間と労力を無駄に消費するのではなく、市場価値を上げるためにこれから自分がやるべき仕事、取り組むべき課題を把握する事が大切です。
実際にエージェントに会ってどうだったのか?
エージェントには今すぐの転職意向がない事を伝えていましたが、とても丁寧にマーケットの状況や情報を教えてくれました。
迷っている人は相談しましょう。
市場価値はしっかり上がっていた
もともと上がると狙って行った転職でしたので、大きな驚きはなかったものの少しホッとしました。
素直に嬉しかったです。
残念ながら給料という観点では、前職の水準をまだ越えるラインには到達していませんが、前職より市場価値は上がっています。
もし、僕があのまま前職を続けていたら、現時点で会社からもらえるお給料は間違いなく増えていました。転職の段階ですでに年収ベースで100万円下がっているので、続けていた場合と現在の差はまだまだ大きいです。
でも、もし前職のまま今の市場に出たとしても、間違いなく市場価値は下がっていました。
前の僕の特徴は、
●マーケット:縮小傾向
●業界:放送、メディア、TV
●企業:NHK、設立70年、レガシー、大企業
●仕事:受信料の営業企画、営業
営業経験は分かるものの、受信料営業の価値って測りにくいですよね。
他にも受信料を扱っている企業が沢山あれば、スイッチしたり比較もできます。経験を120%生かすこともできますが、一切ありません。
どう生かせるかを相当うまく伝え人材価値をアピールできなければ、キャリアチェンジはかなり難しいです。
翻って、今の僕の特徴は、
●マーケット:超拡大傾向
●業界:IT、ソフトウェア、クラウド
●企業:SaaS、設立10年、同業では国内トップクラス
●仕事:プロダクトのインサイドセールス
エージェントの方も言っていましたが、企業のブランド力が非常に強く、結果多くの企業から引く手が数多とのことでした。
多少リップサービスはあるとしても、前職とは比にならないくらい現在の価値は高くなっています。
紹介される求人も、まずNHKにいた頃や、居続けていたらオファーが来ない企業ばかり。
転職により一時的に年収は下がったものの、対価として新たな選択肢を切り拓くとともに、人材価値を転換させる事に成功しました。
更に市場価値を上げる道筋も見えた
今現在はもちろん、前職にいたら得られた年収を更に超えていくために、僕に必要なアクションも見えてきました。
最も効果的でスピードがあるのは「マネジメント層になること」です。
特にインサイドセールスのマネジャー人材は、マーケットのニーズに対し不足しているため、経験があればで大きく年収や待遇をアップできる可能性が高いそうです。
もともと個人的にはマネジメント以外の領域に対し関心の方が高かったですが、恐らくそっちを選ぶと待遇・年収面でのアップは少し遅れるでしょう。
年収を上げたければ、素直にこのままマネジメントに上がるのが近道なので、その方向を意識して仕事を進めようと考えています。
自分の興味関心とマーケットバリューのバランスをうまく取りつつ、どう仕事を選び経験していくを見直す良いきっかけとなりました。
エージェントの接触は面倒と思わずやっておこう
僕はできませんでしたが、社会人1年目から定期的にエージェントと接触するようにしましょう。
「ただ仕事をするだけ」になってはとても勿体ないです。
エージェントサービス以外にもキャリアクリニックといったサービスもあるので、積極的に活用しつつ、仕事の棚卸しとマーケットバリューのチェック、そして次のステップへの計画を立てていきましょう。
これだけでも仕事の仕方、見方がぐっと変わります。
自分の人生を上手にハンドリングするためにも、大局的な仕事のゴールを定め、日々の仕事に向き合いましょう!