こんにちは、KENです。
先日、ツイッターで田端さんがこんな事を言っていました。
頻度が3ヶ月に1回までいらないけど、ヘッドハンターとは、最低でも年間に1回くらいは、会ったうえで、keep in touchをしたほうがいいかも。
ビジネスパーソンとして基本の嗜みです。 https://t.co/WmddfGgs3g— 田端@アクティビスト個人投資家YouTuber (@tabbata) December 13, 2018
ちなみに田端さんについては、以前本のレビューを書いたのでこちらもご覧下さい。
あと、最近はこちらの本がビジネスパーソンから好評価ですね。
僕も読みましたが、新卒社員に会社から支給する事を強くお勧めします。
中途半端な社訓やクレド、バリューを教え込むより遥かに強力な社員に育つと思います。本的には僕も賛成です。
いきなり田端さんを全力でPRする形になりましたが、今回のテーマは「職務経歴書」です。
転職エージェントに会うのはめんどくさい
田端さんは、
「ビジネスパーソンなら年に1回は転職エージェントやヘッドハンターと会って、自分の市場価値を知るのが当たり前だ!」
と主張しています。
基本的には激しく賛同です。
転職活動をしなければ、自分の市場価値は分かりません。ヘッドハンターやエージェントと関わる事で、良くも悪くも自分のリアルな価値について触れることができます。
これを見て僕も1年ぶりに当時お世話になった転職エージェントの方に連絡をしました。
でも、正直あまり転職する気がない人にとって「転職面談」を受けるって、ちょっとハードル高くないですか。
転職エージェントに会うまでに必要なこと
⚫︎転職サイト、エージェントに登録
⚫︎職務経歴書の作成
⚫︎転職意向や関心についてのアンケート
⚫︎エージェントの面談アポ調整
⚫︎エージェントの面談
⚫︎求人のやりとり
ざっと挙げてもこれくらいやる事があります。
特に面談調整とかは、会社の目を気にしたり、コミュニケーションコストもかかります。
もっと簡単に、リスクも少なく市場価値に触れる方法があります。
それは「職務経歴書」を作成し、転職サイトに公開する。
実はこれだけでも、現在の市場価値に触れる事、キャリアの健康診断は可能です。
転職意向が薄い人にとって、エージェントと会うのは「人間ドッグ」。
ちょっと手間ですが、もっと根本的に市場価値やキャリアステータスを知りたい場合に使えば良いと思います。
職務経歴書を作成・更新するメリット
転職意向がない人や、まだ先だと思っている人も、必ず1度は職務経歴書を作成しましょう。
そして、最低でも半年に1回または四半期に1回は更新しましょう。
そもそもなぜ職務経歴書が大事なのか?
作成・更新するメリットは3つあります。
経験・実績の言語化、可視化
普通にビジネスパーソンをやっていると、自分の成果や経験を言葉にして人に伝える場面って、人事考課や査定の時ぐらいじゃないでしょうか。
それも、会社のフォーマットや求められた評価項目に沿ってという風になりがちです。
一旦普段の枠組みから離れ、取り組んだ仕事に何を感じ、考えて計画し、どんな過程を経て最終的に得た成果や失敗は何か?
成果ももちろん大切ですが、それが偶発的なものなのか、意図的なものなのか、再現性があるのかないのかななどは、言語化・可視化することで初めて見えてきます。
自分の経験を理解し、語れるようにする事自体が、実はメリットです。
なぜなら、言葉にし、見えるようにしなければ、思考や分析が始まらないからです。
自分のキャリアを「取り扱えるもの」へ変換する作業が、職務経歴書の作成です。
名前のないものが扱えないように、そもそも経験も「言葉」にしなければ扱えないのです。
新たな視点でキャリアを再構築、再認識できる
経験や実績を「取り扱えるもの」に変換できたら、今度はその価値を色々な角度から考えてみましょう。
社内的な評価だけでなく、同業他社や同業同職種と比較した際に、その仕事にはどんな価値があるか、どんなアピールポイントがあるのか、位置づけや意味づけを行う作業です。
僕は前職でNHKの受信料に関する営業業務をしていました。
一般の世帯への訪問営業もしていましたが、これ一つをとっても切り口は沢山あります。
⚫︎個人向け営業の経験
⚫︎無形商材の取り扱い経験
⚫︎訪問型営業の経験
⚫︎対面営業の経験
⚫︎上記経験の指導・マネジメント経験
「受信料の個人向け営業」という仕事も、複数の経験に分解することができます。
分解と意味づけしたものを使って、一体どんなキャリアや仕事ができるかも考える事ができます。逆に足りないスキルを認識し、それを補うための手段を探すことにも使えます。
職務経歴書を作成する過程で、自分が身につけているスキルの棚卸ができます。
次に目指すべきゴールを考えるヒントになる
仮に転職を考えていなくても、出世を考えればスキルアップや専門性を伸ばすことには関心が方も多いですよね。
職務経歴書を作成する過程で今までの仕事を分解すれば、どんなスキルや経験をどの程度もっていて、次は何をどう伸ばしていくかが見えていきます。
次のステップが分かれば、どんな経験や機会が必要なのか、それを得るためにやるべき仕事や目指すべき成果もクリアになります。
闇雲に仕事をするのではなく、自分の出世やスキルアップに繋がる仕事をするべきです。
職経歴書を作成することで、ゴールから逆算して仕事を選べるようになります。
オススメの転職サイト・転職エージェント
職務経歴書を作成するメリットをお伝えしてきました。
転職の予定がない人も、中長期的には視野に入れている人も、「ビジネスパーソンの健康診断」として、転職サイトへ登録してみましょう。
もちろん、興味を持った方はエージェントサービスも利用してみましょう。
基本的には無料で利用できるサービスばかりですし、転職市場を熟知したエージェントと面談すれば、最新の求人事情・情報も手に入る上、自分では想像しなかったようなキャリアパスが見つかるかもしれません。
最後に、僕も実際に利用したオススメ転職サイト・エージェントをご紹介します。
doda
【公式サイト】https://doda.jp
業界でも2番手で求人数はもちろんのこと、種類が豊富な『doda』
エージェントサービスもありますが、利用せずに求人をチェックする事も可能です。
リクルートエージェントが最も有名ですが、必ず登録しておきたいサービスの一つです。
MIIDAS
【公式サイト】https://miidas.jp
元はパーソルキャリアが運営していた求人サービスの『ミイダス』
登録すると、自分の推定年収が算出されたり、基本的には面談確約のオファー求人だけが自分に来るというちょっと変わった面白いサービスです。
自分から探すことができず、あくまでオファーが来る形です。
パソナキャリア
公式HP:https://www.pasonacareer.jp
こちらも業界では大手の『パソナキャリア』
求人の質が高く、なおかつエージェントのサポートも手厚いと評判です。
言語化が苦手な方は、職務経歴書の作成なども支援してもらえるので、行き詰まったらプロに相談するのも一つの手です。
まとめ
今回は職務経歴書をテーマに、キャリアについてお伝えしてきました。
僕は無闇に人へ転職を勧めたりはしませんが、転職をすると良い事も沢山あります。
僕が実際に経験した中で一番良かったのは、「今まで想像した事もない、全く違った人生を生きられる」ということです。
1日の半分以上を費やす仕事が変わると、まるで別人の人生を生きているような感覚になります。
これがとてもエキサイティングな体験であり、人生得した気分になります(笑)
転職する人もしない人は、是非職務経歴書を作ることから、自分と仕事について改めて考えてみてはどうでしょう。