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【妊活】杉山産婦人科で不妊治療をし、無事妊娠に至るまでの話(1)妊活開始〜

こんにちは、KENです。

今回のテーマは「不妊治療」です。

タイトルにもある通り、僕たち夫婦は不妊治療を経験し、その結果子どもを授かることができました。

とてもデリケートな話題でもあり、いつもより真面目なトーンで書いていますが、「辛い」「悲しい」といった感情的な重みを伝えたいのではなく、ごく一般的な夫婦の妊活/不妊治療の体験記として捉えていただき、「これから不妊治療をする、または現在行なっている方にとって、我が家の経験が少しでも参考になれば!」という気持ちで書いています。

ごふありふれた夫婦が、不妊を機に不妊治療を行なった。その過程で受けた治療や、考えた事、思った事について書いてます。

複数の回に分けて書いていますので、気になる方は是非目を通してみてください。

 

こんな方におすすめです

・将来子どもを産みたいと考えている女性の方、ご夫婦
・セックスでは妊娠がうまくいかず、不妊治療を考えている方
・現在不妊治療を受けている方
・新宿区の杉山産婦人科での不妊治療を検討している方

我が家は引越しの関係で一度病院を移っています。本格的な不妊治療は、新宿区の杉山産婦人科さんにお世話になりました。

治療の方針や費用などは病院によっては違う部分もあり、併せて治療による痛みや効果についても個人差があります。
そのため、今回の記事を含め、あくまで参考というかたちで捉えて貰えればと思います。

 

さて、いよいよここから本題です。

僕と妻はお互い20代後半。そろそろ子どもが欲しいねという話になり、妊活をスタートしました。

避妊さえしなければ、それほど子どもを授かることは難しくない。
そう考えていたものの、最終的に妊娠するまでには1年半近い時間と、100万円近いお金がかかりました。

その間、自己流で妊娠の確率を高めることに始まり、「タイミング療法」「人工受精」を経験。

最終的には「体外受精」に挑戦し、遂に妊娠に至りました(執筆時点では妊娠3ヶ月目)

僕個人として、不妊治療自体に全くネガティブな感情はありません。
ただ、不妊治療と呼ばれるものを一通り経験し「子どもを授かるって、こんなに大変なことなんだ・・・」というのが正直な感想です。

お金も時間も想像以上にかかり、妻にとってはそれなりに精神的負担のかかることでした。

それでも妻としては、「今の時代に生まれてよかった」というのが感想だそうです。不妊治療がなければ、妊娠することができなかったかもしれない。

ひと昔前なら、理由も分からず、解決策もないまま妊活を継続していたかもしれない。それに比べ、ある程度治療法も確立され、無事妊娠に至ったことは幸運でした。
(もちろん、現在の科学をもってしても、原因不明の不妊に悩まれる方もいらっしゃいます。更なる技術発展と原因究明は必要です)

まだ安定期にも入っていないため、僕たち自身も気を抜くことは出来ませんが、まずは今まで僕たちが経験した事を書き、これから不妊治療をされる方や、将来子どもがほしいと考えている方にとって、何かの役に立てればと思っています。

特に、ネット上には20代の女性へ向けた不妊の記事が少なく、実際に治療を受けるにあたり不安な面もありました。不妊治療を受ける方は比較的30代以降の方が多いことが理由の一つだと考えられます。

実際は20代だからと言って、何か特殊な治療や方法があるわけではありません。ですが、初めて不妊治療を受ける方にとっては、そのこと自体もわからないケースだってありえます。

我が家も専門家ではないので、治療に対して100%正しいことは言えませんが、受けた内容や感じたこと、かかったお金は可能な限り体験した通りにお伝えしていきます。

妊娠に至るまでの過程

まずは妊活開始から、実際に妊娠に至るまでの我が家が行なったことを時系列でご紹介します。

2017年11月〜
妊活開始。自己流でタイミングを見つつ、排卵日付近で2回〜3回。毎月は難しく、できない月もありました。

2018年夏頃〜
産婦人科で検査。タイミング療法をスタート。通っていた産婦人科では、タイミングにあわせ、排卵誘発剤を使っていました。僕もこの時、泌尿器科で検査を受診。

2019年1月〜
新宿区の杉山産婦人科へ転院。ここで再度妻は検査を受診。卵子が実年齢よりも5歳ほど上回っていることが判明。

2019年2月〜
卵管造影検査を受診。子宮内腔や卵管の通過性を検査。

2019年3月〜
1回目の人工受精に挑戦。

2019年4月〜
2回目の人工受精に挑戦。

2019年5月〜
体外受精の実施を決め、子宮鏡検査と体外受精へ向けた採卵を行う。

2019年6月〜
受精卵移植を行い、着床を確認。執筆段階で妊娠3ヶ月目を迎える。

半年近く避妊せずに試みた上で、産婦人科を受診しました。通常は避妊せずに1年ほど夫婦で性生活を行なっても妊娠しない場合、「不妊症と考えられています。

比較的早い段階で検査を受けた理由は、少しでも早く1人目を授かりたいという思いからでした。妻の計画では、30歳までに二人!だったのですが、僕が仕事との兼ね合いも考え、タイミングを遅らせていました。

遅らせてもすぐにできるだろうと思っていましたが、中々妊娠しないことに妻も焦りを感じ、なんとか30歳までには一人目を授かりたいと考え、半年で不妊治療を受ける事を決めました。

自己流での妊活

不妊治療や妊娠検査を受ける前は、妊娠率を高めるため、家庭内でできる方法を試していました。

誰にでも出来る簡単な方法ばかりなので、妊活を開始したばかりの方は試してみても良いと思います。

基礎体温を測定し、タイミングをとる

受精するためには、性行為のタイミングが重要です。排卵のタイミングは基礎体温の変化からある程度予想ができます。基礎体温の変化は、ホルモンバランスを教えてくれるため、タイミングをつかむためにも、妊活を始めたら測るようにしましょう。

基礎体温は婦人体温計を使い、口の中で測ります。測るのは朝目覚めたらすぐです。

詳しい方法はコチラから↓↓
https://www.healthcare.omron.co.jp/bijin/shittemiyo/body01.html

基礎体温は毎日記録をとることが大事です。専用の記録アプリなども無料であるので、簡単な方法で記録しましょう。

ちなみに我が家は下の2つの婦人体温計を使っていました。オムロンの方は専用の記録サイト・スマホ(iphone)などと連携できるため、記録の手間が省けます。(※仕様が変わっていることもあるので、購入の際は注意してください!)

排卵検査薬とサプリメント

性行為のタイミングについては、一点注意があります。排卵日当日の性行為も必要ですが、最も確率が高まるのは排卵日前の3日間です。いわゆる危険日とはこの3日間を指します。

精子は3日〜5日は射精後も生きる一方、卵子は24時間と生存している時間が短いです。

そのため排卵日当日ではなく、その数日前の性行為により精子が卵子を待っているような状態でいる事が好ましいのです。

この辺りは女性にも誤解をしている方がいたりしますし、男性は尚更です。

改めて調べる中で、分かりやすい記事もあったので参考までに。まずはコチラを旦那さんに読んでもらうだけでも良いと思います。

https://news.livedoor.com/article/detail/16746611/

体温にあわせ、より正確にタイミングを測りたい場合は、排卵検査薬を使いましょう。一度逃すと次は1ヶ月後。その間も卵子の数は減っていくので、焦らず、しっかりタイミングを掴みましょう。

また、女性が妊娠しやすい体質を作るためには、葉酸が大切と言われています。

通常の食事だけでは必要量の摂取が難しいため、ここはサプリメントの力を借りましょう。

妻はコチラを飲んでいました。

妊活初期に男性にとって必要なこと

僕の個人的な反省も踏まえてですが、妊活初期において男性に必要なことは3つあります。

・タイミングが近づいたら禁欲すること
・妊活、妊娠についての知識を身につけること
・可能であれば、精液検査などを受診

男性の場合、精子は日々作り出されますが、タイミングが近づいてきたら禁欲期間を作りましょう。もちろん個人差はありますが、僕は禁欲期間を設けた方が精子の状態などをも良かったです。

また、妊娠や妊活に関する知識はネットで調べられる範囲で構わないので、最低限抑えておきましょう。僕も人工受精と体外受精がいつもごっちゃになり、妻からかなり顰蹙をかっていました(汗)

男性も同じような知識をもち、女性と同じ目線で妊娠、妊活を捉える必要があります。女性任せにせず、積極的に関わりましょう。

男性は精液検査を受けることもオススメです。女性に比べ検査にかかる時間は30分程度です。仮に男性の精子に問題がある場合、いくら頑張っても自然妊娠は難しいと言われています。

検査を受けずに妊活を行い、1年後に男性側に問題があると分かれば、それまでの努力が水の泡です。時間やお金、なにより女性の大事な身体のためにも、早期に受診し、異常がないかを確認しておきましょう。

妊活はいよいよ不妊治療へ

自然妊娠を目指し、妊活をスタートした我が家でしたが、6ヶ月を終えたところで不妊治療への切り替えることを決めました。

理由は先に述べたとおり、子どもを少しでも早く授かりたいという思いでしたが、一方では妻の不安もありました。

たまたま周囲や、自分たちよりも後から結婚した友人たちが順調に妊娠・出産を迎え、僻みというよりも、焦りや自分の身体への不安が募り始めていたんです。

不妊は病気とは違います。根本的な原因が特定できないケースも多く、ある種の症候群とも言われています。

だからこそ、と思いますが、女性にとっては言い知れぬ不安が付きまといます。本当は何も悪くないかもしれないけど、「きっと自分の身体が悪い」と、自らを精神的に責めてしまうことにもなりかねません。

不安や精神的なストレスが募れば、妊娠する可能性が更に低下することも有り得ます。少しでも気持ちを和らげ、前向きに妊活へ取り組むため、不妊治療に踏み切るというのも手だと思います。

 

さて、次回からは不妊治療の具体的内容に入っていきます。