妊活/不妊治療

【妊活】杉山産婦人科で不妊治療をし、無事妊娠に至るまでの話(4)体外受精と妊娠

妊活奮闘記の4回目をお届けします。

 

我が家は東京都新宿の杉山産婦人科で本格的な不妊治療を行い、無事妊娠に至りました。

不妊の可能性が高いと判断してから「タイミング療法」「人工受精」「体外受精」と、一通りの不妊治療を行なってきました。

不妊に悩む方が増える一方、不妊治療を体験した記事やブログは以外に少ないな〜と感じていたので、リアルな体験談をお伝えすることで、不妊治療やこれから妊活を考えている方にとって参考になれば嬉しいです!

前回までの記事を見てくださった方ならご存知の通り、我が家はこれまで「タイミング療法」「人工授精」にトライしてきました。

しかし、それでも妊娠には至らず、高度不妊治療において最後のステップとも言われる体外受精に挑戦することにしました。

今回は、体外受精とそれを通じて妊娠に至るまでについてお伝えします。

こんな方におすすめ

・セックスでは妊娠がうまくいかず、不妊治療を考えている
・現在不妊治療を受けている
・新宿区の杉山産婦人科での不妊治療を検討している
・体外受精について知りたい、体外受精を考えている

なお、治療の方針や費用などは病院によっては違う部分もあり、併せて治療による痛みや効果についても個人差があります。
あくまで一個人の体験、見解も含まれるので、その点ではご了承ください。

不妊治療における体外受精とはどんな治療か?

非常に簡単に言えば【体外受精】とは、卵子と精子をそれぞれ採取し、身体の外で受精させ、できた受精卵を女性の身体に戻すという治療方法です。

体外受精全般については、様々な産婦人科・不妊治療を扱うクリニックが説明記事を掲載していますので、詳細な説明は省きます。

ですが、より記事を見る方に伝わりやすいよう、杉山産婦人科さんの「体外受精」に関する説明ページから随時引用しつつ、我が家の体外受精について記していきます。

引用している内容は、全て下記サイトからご覧いただけるので、体外受精について知りたい方は、一度目を通してみてください。

杉山産婦人科HP:体外受精について

ちなみに、杉山産婦人科では体外受精に関する無料の講習会をやっています。我が家も夫婦揃って参加しましたが、ほぼ満席になるほど大勢の方がいました。ご夫婦の方も、男性・女性それぞれお一人の方もいました。杉山先生がわかりやすく体外受精のプロセスや効果、費用について教えてくれますし、質疑応答も可能です。

杉山産婦人科で体外受精に踏み切った理由

杉山産婦人科の「体外受精について」という解説には、「体外受精を行う時期と適応」について、以下のように書かれています。

絶対的な適応は、精子が極端に少ない男性因子、または両側の卵管閉塞である卵管因子ですが、それら以外の原因不明不妊症の場合、どの時期にはじめて体外受精を行うかは非常に悩ましいといえます。しかし原因が無いにも関わらずなかなか妊娠されない場合、妊娠の確率が高い体外受精を選択されるのは自然の流れといえるでしょう。
体外受精では、採卵することで今まで確認することができなかった「卵子の状態」を検査することができ、また受精の有無やその状態(質)も確認することができます。すなわち、原因不明不妊症に対する最終的な検査という考え方もできるのです。
良好な受精卵が得られれば、はじめての体外受精で妊娠される方も多いため、迷われている方は検査を受けるという意味でも一度検討ください。良好な受精卵を高い確率で得るには、年齢が若い方が好ましく、体外受精を受ける時期としましては、35歳までの方で2年以上の不妊の場合、35歳以上の方は1年以上不妊の場合におすすめしています。

冒頭の「絶対的な適応」とは、体外受精を選択すべき状況を指します。

我が家の場合、僕の精子に大きな問題もなく、卵管造影によって妻の卵管もしっかり通っている事が分かっていました。

そのため、状況としては「原因不明不妊症」に該当します。

原因がはっきりしない事に加え、「このまま人工授精を継続しても、高い効果は見込めず時間とお金が増す一方かもしれない」という思いから、最も成功確率の高い手段を早めにとった方が良いと考え、我が家は体外授精に踏み切りました。

体外受精を受けるタイミングは、35歳までで2年以上不妊の場合が一つの目安とありますが、我が家の場合不妊は1年半程度でした。当時の年齢は29歳ですので、年齢的にも妊活をスタートしてからの期間としても、比較的早いと言えます。

ただし、ここは各ご家庭の事情によって変化すると思うので、あくまで目安だと思っています。我が家は2人目、3人目も授かりたいと考えていた事もあり、そうなるとこれ以上1人目の出産時期を遅らせられないという考えもありました。

一方で、20代中盤で1年ほど性交渉をやっても妊娠しなければ、体外受精という選択肢をとっても何ら問題はないと思っています。早い方が良い卵子である可能性は高いので、予算やご夫婦の出産・子育てのタイミングとの相談し、柔軟に決めることが大切だと思います。

体外受精における、腹腔鏡手術

体外受精に踏み切れず、迷っている方には、「腹腔鏡手術」という選択肢があります。

「原因不明不妊症」の場合、子宮内膜症や卵管水腫等により妊娠が阻害されている可能性もあります。そうした要因がないかを調べ、治療するのが腹腔鏡手術です。

お腹を切らず、日帰りも可能なので、施術の負担は決して重くありません。ただ、他にも不妊んの原因が存在する可能性もあるため、施術を行ったからと言って、すべての原因が取り除けるわけではありません。

我が家は、妻が軽度の子宮内膜症でした。もちろん、腹腔鏡手術で治療を行った方が着床率等は向上しますが、軽度ということもあり、今回は施術せず体外受精を行っています。

体外受精へ向けたステップ① 排卵誘発剤の使用

さて、ここからは実際に体外受精の実施へ向けて我が家が行った治療についてお伝えします。

最初のステップは採卵のための準備です。採卵に至るには、主に2つの方法があります。

1.完全自然周期法

その名の通り、自然周期に任せる方法です。1周期に1つしか卵子は放出されないため、採取できる数は1つだけです。

メリットとしては、卵巣に負担が掛からない事が挙げられますが、余剰胚ができないため、その1つの卵子に障害があったりすると、次の周期を待たなくてはいけません。そのため、誘発剤を使用したくない場合や、過去使用したものの効果が薄かった方などが主な対象です。

2.準自然周期法

排卵誘発剤(内服または注射)を数回使用し、1回の周期で複数個を採卵する方法です。

効果には個人差がありますが、内服+注射2回程度で採卵数は3~5つが平均です。卵巣への負担は軽度ですが、毎月実施はできない治療です。

体外受精で用いる方法としてはこちらが一般的で、我が家もこの方法を選びました。

自然周期では1つしか採取できないので、その1つがうまくいかなければ、次の周期まで待たねばならず、その度に治療費もかかってきます。良い卵子が採取できれば、保存する事もできるため、ここの判断に迷う事はありませんでした。

もし誘発剤利用を選ぶ際は、求める採卵数に応じて誘発剤の強さや頻度が変わります。我が家は一般的な3〜5つを目指し、誘発剤を利用しました。

3.準自然周期法の注射について

準自然周期法では、内服薬と同時に、注射が必要となります。

内服薬はレトロゾール6日間服用

実はこの注射、自分で打つんですね(汗)

最初聞いた時は「これが体外受精か・・・」と、少し気分が重くなりました。
僕の心配に対し、妻は「半分心配、半分はどんな感じか興味がある!」でした。

強いのか単純なのか・・・。

ですが、僕の心配をよそに、実際の注射を見てびっくり!!

ゴナールエフ皮下注ペン

https://ameblo.jp/bitta0420/entry-11821011980.html

刺した瞬間の痛みはほぼなし!刺すところはお腹や太ももと説明書にはありますが、お腹を指定されました。傷つくとまずい神経が少ない事が理由なんだそうです。

刺した後、液を入れている間はヒリヒリするものの、数秒で終わるので、妻とシエテャOK

極度の注射嫌いの妻ですが、自分でできたので、一般の方なら。

ちなみに、値段は保険適用外なので、1本あたり29,260円

1回の体外受精で1本使いきりました。もっと数を増やしたい場合は、回数・本数が増えることになります。

針だけ差し替えるので、一度使ったら針を刺かえます。4回注射。1日おきに実施しました。

この注射を、マル日に3回うち、排卵を促しました。これは

僕たちは採卵前の3日前に一度病院へ行き、エコーで個数を確認しました。3日前の段階では、5個確認できていた。

予定日の2日前夜に、点鼻薬を実施しました。タイミングは採卵日に合わせ、先生から指定があります。

体外受精へ向けたステップ② 採卵/採精の実施

排卵誘発剤を使い、3回目のいよいよ採卵です。

僕たちは採卵前の3日前に一度病院へ行き、エコーで個数を確認しました。3日前の段階では、5個確認できていた。

杉山産婦人科では、以下の方法で採卵を行います。

当院では腟式採卵を行っています。通常の診察で使用している経腟超音波を見ながら、腟から卵巣に穿刺し、採卵する方法です。注射をするような鈍痛がありますが、専用の非常に細い針で行いますので、卵子が5つ程度までであれば痛み止めの坐薬(静脈麻酔無し)で十分に採卵が可能です。

膣内から針を刺すため、これまで妻が受けた不妊治療の中で、初めて身体的な痛みを大きく伴う可能性がある治療でした。

今回、採卵も5個以下だったため、針を刺す回数もそれほど多くなく済むためです。麻酔後に体調を崩すケースや、多くの方が5個以下だったら麻酔なしと先生から聞いたので、そのままやりました。

僕も最初聞いた時は、「麻酔をしてもらった方がいいかな」と、痛みに対しかなり心配でした。ネットで「」とありますが、妻も不安がっていたので、仕事を休んで病院に付き添いました。

結果、

杉山産婦人科の解説では鈍痛とありますが、妻曰く「今までの筋肉注射や卵管造影等に比べると、結構な痛み。簡単に言えば、「うぅっ!!」と、思わず声が出るほどだったそうです。刺した後や採卵中は、生理痛のようなお腹の重さ」とのこと。

「うう、となるものの、針を3回刺すくらいなら、麻酔なしでも耐えられる。ただ、それ以上だと痛みが辛いので、麻酔をオススメするそうです。」

僕も精子を提出する必要があったのですが、ここだけの話、これまでで最も良い結果でした。

なんと、これまでと比較して「量が2倍!!」

一体なんのキャンペーン期間だったの・・・?

体外受精へ向けたステップ③ 採卵の結果と受精卵培養

採卵が終わった後は、採卵できた卵の数と僕の精子の検査結果をふまえ、先生と受精方法を決めます。

今回の採卵では卵が3つ採れ、いずれも受精に適した成熟卵子でした。
また、精子の状態も今までで最も良く、調整の結果すべての数値が基準値を超えていました。

ひとまづここまでは問題なく進み、ほっとしました。採卵を行なっても、全てが成熟卵子とは限らないので、3つだと少ないかも・・・と少し不安はありましたね。

無事に精子・卵子が揃ったところでいよいよ受精の培養、つまり作る方を決めます。
作り方は大きく2つあります。卵子に精子をかけて受精させる「通常体外受精」=「ふりかけ法」と、精子を選んで受精卵に入れる「顕微受精」があります。顕微受精にすると、より良い精子を選んで入れる事ができますが、その分費用が約5万円かかります。

精子の状態の問題がなければ「ふりかけ法」で受精培養するケースが一般的なため、今回は顕微受精は行いませんでした。

ここまでやって、採卵当日は終わりです!!朝から行って、昼前には治療を終えて帰る事ができました。

杉山産婦人科では、採卵の翌日に受精卵が無事培養できたか、こんな感じでメールで通知がきます。

杉山産婦人科新宿でございます。
昨日は採卵、大変お疲れ様でした。

本日、受精が確認できております。
予定通りご来院下さい。

個数は分からないけど、無事にできてて良かった!!

体外受精へ向けたステップ④ 胚移植

受精卵の培養が確認できたら、早ければ翌日には病院に行き、胚移植をします。
胚移植自体は受精卵をお腹に戻すだけなので、痛みもなく時間もそれほどかかりません。

培養の結果、卵子3つに対し全て受精に成功でした。あとはどの胚を今回お腹に戻すかを先生と相談して決めます。

培養でできた胚は、状態によって良し悪しがあります。もちろん、1番状態が良いものを選び、あとは凍結保存することにしました。

胚移植も無事に終了し、あとは着床、妊娠の判定を待つのみです。

体外受精終了、そして妊娠判定へ

胚移植から12日後、妊娠判定の検査を受けに妻だけ病院へ。

仕事中の僕のところへLINEがあり、

「妊娠してますよーって(´;ω;`)」

「良かったなぁーー:(;゙゚’ω゚’):いや、妻よ、よく頑張ってくれた。」

本当に良かったです。なんだろう、絶対できると信じていたけれど、正直ここで出来なかったら、また妊活をスタートするまで少し時間がかかったと思います。

体外受精はまだ1回目でしたが、それでも妻はショックを受けただろうし、僕自身、妻を支え続ける力がだいぶ弱くなっていました。二人とも一旦休み、心身ともに回復させる時間が必要になっていたと思います。

僕自身、辛いと思う瞬間もありましたが、それでも諦めず、ここまで頑張ってくれた妻には感謝です。周囲のみんなは、治療をする事なく妊娠、出産をしている。友達のツイッターやインスタグラムを見て、落ち込んだり、涙を流すこともありました。

「本当はおめでとうと言ってあげたい」「でも、素直に喜べない自分が嫌だ」そう言って、自分自身を責めることもありました。

身体的にも、精神的にも、ここまで頑張ってくれた妻。本当にお疲れ様。そして、ありがとう。

もちろん、僕たちよりもっと長く不妊治療と向き合っている方々もいます。僕ら自身、強くならなくてはいけない部分もあります。

ただ、夫としては、感謝しかないです。支えて来て良かった・・・(笑)

 

妊娠が分かった日、仕事の帰り道で妻に電話すると「先生に言われた時は、ぽかーんとして、今も実感が湧いてこないけど。。。。でも、これで一つ前進できた。」と言っていました。

何はともあれ、約1年半の歳月をかけ、不妊治療をへた結果、我が家は無事妊娠に至ることが出来ました。

実体験ベースで、身近に捉えてもらえるように書きましたが、これまでの記事と合わせ、不妊治療を考えている、または現在向き合っている方々にとって、少しでも役に立てば幸いです(^^)

今後も、不妊治療や妊活に関する内容で書ける記事があればアップしてみたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!