仕事/転職

「部下の市場価値」を常に考えられる管理職・マネージャーは素晴らしい

こんにちは、KENです。

最近、ありがたい事に仕事が面白いです。

「もっと給料上がらないかな」「もっと家賃補助出ないかな」とか思うことはありますが、仕事に前向きに、やりがいと面白さを持って取り組めています。

どうして「面白い」と思えるんだろう?

そうふと考えた時、僕の頭に思い浮かんだのは、今の「上司」の存在でした。

僕とそう変わらないタイミングで今の会社に参加し、かれこれ1年ほど一緒に仕事をさせてもらっていますが、素晴らしい方であり、心から尊敬しています。

具体的に何が素晴らしく、尊敬できるかというと、「部下を見る時、常に個人のキャリアにおける価値」という観点を常に持ち続けているところです。

多くの企業では部下を見る時「会社の評価」が基準になります。

会社が設定したルールや人事考課、会社の目標に対する貢献度が、その社員の評価に用いられます。

僕自身も経験がありますが、この「会社の基準」をしっかり守れていれば良い方で、会社への貢献度ではなく「個人としての関わり度合」で評価される事もしばしばあります。

NHKにいた頃は、仕事が大してできなくても、上司や管理職と頻繁に飲みに行く人が「お気に入り」となり、良い評価をもらえたり異動先に恵まれたりしていました。まぁ、人も多いですし、多少そういった部分がなければ組織は成り立たないのでしょう。

話を戻します。

「会社視点、会社基準の評価」は確かに大切です。

ですが、もっと大切なのは、市場から見た時の自分の評価です。

会社の基準で会社から評価されることは素晴らしいことです。

これは間違いありませんし、否定はしません。

ただ、会社から評価された成果や経験が、すなわち市場的にも評価されるかといえば、決してそうではありません。

結構、というか、意外とこの事実を認識して仕事をしている人は、まだまだ少ないのではないか?と思っています。

かく言う僕も、転職活動を始めるまでは明確に理解や意識ができていませんでした。はっきりと理解したのは、活動を進める中で、ワンキャリアの北野唯我さんが書いた「転職の思考法」を読んだ時です。

転職のハウツー本ではなく「考え方」について書かれた本です。僕は全く転職する気がないという友人であっても、キャリアに悩んでいたら必ずこの本を読むよう勧めています。

また、個人として自らの市場価値を考える人はもちろん「この仕事を通じ、部下の市場価値は高まるだろうか?」と考えて部下に接している上司は、もっと少ないのではないでしょうか。

僕が今現在において仕事を楽しいと感じられているのは、上司が僕を始めとした部下に対し、会社から見た評価や価値だけでなく、労働市場から見た時にどう評価されるかを気にかけてくれているから。

その事によって、「常に自分個人のキャリアにおける目標と、会社における評価目標のそれぞれへ向けたアクションの焦点を一つに合わせる事ができているため」だと思っています。

社員自らの力でできるものもあれば、やはり上司次第で変わる部分も大いにあります。

NHKにいた頃は、市場の価値、マーケットバリューといった考えは皆無でした。仕事の特性上、他と比べることが難しいという面もありますが、そもそも転職をする人もいません。上司自身も転職経験がない方ばかりでしたので、仕方がないとも言えますが・・・。

そのため、「部下の市場価値」を考えて行動に移すには、経験がものを言います。

転職経験がない人は、マーケットバリューに対する感度や感覚がわかりません。部下や人を評価する基準が自分の中になく、会社の基準か特に意味のない個人的な好悪で判断せざるおえません。

「部下の市場価値」を意識することで上司が得られるメリットについてはここで詳しく述べませんが、ただただ会社の目標に従って部下と向き合う人よりも、「マーケットバリュー」とも照らし合わせて導いてくれる人の方が、部下にとってのモチベーションや上司への姿勢がポジティブになることは間違いないと思います。

僕にとっては今の上司と働けて、良い事しかありません。むしろ「部下が市場価値に繋がる仕事、この会社以外でも評価される力をもつための経験や成果を残せているか」と考えてくれる上司自体が希少なので、本当にありがたいと思っています。

「これからは個の時代」と目にする事もありますが、この世界はそんな単純なものではありません。というか、個なんて所詮無力です。

「部下の市場価値」が大切な理由は、個人と会社の付き合い方が、既に変化しているからです。

これについては、LinkedInの共同創業者であるリード・ホフマンの書籍に書いてあるので、興味のある方は是非読んでみてください。

会社のために本当に頑張れる人は、ごく一握りです。

でも、自分のキャリアや市場価値の向上に繋がると思えば、頑張れる人は沢山います。

日に日に、会社と市場のゴールが重なり合っていくのを感じています。それとともに、双方に対する思いも人生の中で最も高まっています。

「良い上司」との出会いは素晴らしいです。